支援が始まる前は、どんな状態でしたか?
イメージはめちゃくちゃついてるんですけど、やる時間がなくて。1月2月からやりたいと思ってたやつが、結局もう半年以上後ろ倒しになってるんで
社内にDXを推進できる方はいらっしゃったんですか?
いないですね。なかなかみんな逼迫してるんで
実務では、どんな手作業が残っていましたか?
(freeeの)未処理の取引が1000件ぐらいあるのに100件ぐらいしか取ってこなかったみたいなことがあって。自分でいちいち手動で未登録を取りに行って、Excelを作って、それをぶち込んで、っていう感じでしたね
AI活用も自己流で進めてはいた。チャットのやり取りだけで経営管理アプリを「バージョン76」まで作り込んでいたが——
細かい改善点がいくつもあるので、そのやり取りに時間がかかっちゃって。開発できる人がいればいいんですけど、他の会社の社長さんとかもみんなどうやってんのかなと
伴走支援に、何を期待しましたか?
チャットの対応も当然やっていきたいんですけど、その前に管理者側の——私の工数を先に減らした方がいいなと。特にアサインとかマネジメント的なところにAIをまず入れた方がいいかなという気がして、そっちからお願いしたいなと
週次セッションで、最初に「効いた」と感じたのは?
(教わった開発環境は)もうめちゃくちゃ使わせてもらってます。これめちゃくちゃいいですね。教えていただいて本当に良かったなと思うぐらい
Claude in Chromeを動かせるのは、あれからもめちゃくちゃ役に立ってて。データをダウンロードしてくるとかも、自分がやるより全然違うなって
1つの境い目が、ターミナルを触ることに抵抗があるかないかなんです。結構大きいハードルを、植村さんはさらっと乗り越えられました
いちばん変わった業務は何ですか?
(記帳は)Googleドライブに資料を入れてもらって、freeeに登録済みの取引がある場合はもう添付をして、登録してないやつはこれをベースに登録しよう、みたいな感じで。処理したやつは全部フォルダに戻すまでしてくれるんで、めちゃくちゃ楽になりましたね
完全な全自動、というわけではないんですよね?
これで当然チェックはゼロにはならないんですけど。税金のことなので、確認自体はやっぱりしたいなという気はします
SNSの発信業務も変わったと伺いました
もう自動でSNS投稿作業が終わったので。毎日5つ、動画とネタ元の情報源を勝手にチャットワークに出してくれるんで、それを押すだけっていう状態。ほぼほぼもう自動化できてる
この数ヶ月の、ご自身の変化をどう感じていますか?
完全にもう、私自身はめっちゃ変わったなと思いますね
前は『こんなことまでできるんか』みたいなのがありましたけど、最近は『まあ、そうだよね』みたいな感じ
いまでは5つの開発セッションを並行で走らせ、AIモデルの使い分けまで自分の言葉で語る。事業計画・チーム別収支・人事評価を束ねた経営管理アプリも自身の手で開発し、社内向け会員サイトとして公開する段階まで来た。
スタッフの皆さんへの展開は、これからですか?
セッションの中では「まず代表を徹底的にAI武装し、そのアイアンマンスーツを量産する」という進め方の比喩が生まれた。
量産したいっすね、本当に
横展開のところは、暗黙知を横展開するための研修なりツールがまだ作れてなくて。ここで全員ができるようになったら、多分めっちゃ早くなるんじゃないかな
月次の経営棚卸し会では「増員よりも既存人員のAI活用で、1人あたりのパフォーマンスを最大化する」方針を確認。AIの処理手順をスキル(標準化された手順)として蓄積する取り組みも始まっている。
同じ指示なのに今回はこういう形式で処理された、みたいなことが結構あったんで、標準化できるのはだいぶありがたいですね
これからやりたいことを教えてください
freeeの自動登録ルールのアップデートを勝手にやって欲しくて。チャットワークに通知が来て、こっちは承認を押すだけ。そういう仕組みを作りたいんですよね
担当者ごとのClaudeが、担当クライアントを毎日定期巡回して、新しい明細があれば自動登録ルールを作る、みたいなのができたらいいなと
特にfreee関係のところは、もう何ぼでもやることはあるかなと思います
その仕組みが実現したら、事務所の外にも広がりそうですね
実際、セッションでは同じ悩みを持つ他の会計事務所へ、この仕組みをプロダクトとして届ける構想も生まれている。
他の事務所とかも聞いてると、Excelに落として、それを集計して細かくやってるけど、めんどすぎて…みたいなことを言ってるんで、なんとかその辺が自動化できたらですかね
誰かこのfreeeのスキルを売ってくれるとありがたいですけどね。誰も売ってないから
まだ誰も売っていないなら、最初に作ってしまいましょう。記帳の自動化から始まった変化は、事務所の仕組みになり、その先の業界へ——伴走はまだまだ続きます。本日はありがとうございました!
植村会計事務所との伴走支援は現在も進行中。この続きは、また数ヶ月後にお届けします。
植村会計事務所/代表・植村拓真氏。「ネットビジネスに強い会計事務所」を掲げ、税務顧問を中心に多数のクライアントを支援。CORE NOVAとは税務・マーケティングの2領域で伴走支援を実施中。